epn 2007_6_29

EPN=イープン。タイ語で「日本」のことをイープン、またはジープンという。この日私を追う人々は日本を発ち、ジャンクセイロンに向かった。

空を示すビジョンに小さな三角が有る。これは紙に書かれたメッセージが諸君に届けられるという意味だった。諸君はジャンクセイロンに向かう機内で私からのメッセージを受け取ったはずだ。ビジョンで見せられたチャオレーの長老の叫びについて、そして正しい地図を探せと。

SVNBM=スワンナブーム空港。私が一つしかないあの大事な箱を預けたJohがここで諸君と合流した。ビジョンで見たとおり、彼女はあの箱をむき出しで持っていた。誰か彼女に「その箱をしまえ」と伝えてくれただろうか?彼女はジャンクセイロンに着くまで日本語が話せなかった。これもアイツのイタズラだ。

HKT=PHUKET=ジャンクセイロン。機内で配られた私からのメッセージに従って諸君は正しい地図を入手できただろうか。諸君が入手可能な全ての地図を持ち去るだろうことは容易に予測できた。しかし、メッセージに書いたとおり、全ての地図は間違っている。正しい地図でさえ間違っている。それが諸君の想像力を補うことになったはずだ。それなのに、なんと情けない結果。

BANTHAI=諸君の宿泊場所。稲妻マークは私が出現するしるし。耳のマークは音声によるメッセージがあることを示す。諸君は「0」を目撃したらFMラジオの電源を入れてメッセージを聴かなければならなかったはず。

他の宿泊客のことなどおかまいもなく、突如暗転し、天井がブルーに染まったロビーに忽然と現れたSao-0のヘレンが諸君を迎えた。機内のメッセージで知らせたとおり、Sao-0は私の声で話す。そして私はSao-0の旋律の力を借り、Sao-0を通じて話す。単独では話せない。それはP-0に杭を打たれた者の宿命だ。ゆえにSao-0たちは私をnGiap=無口と呼んだ。ヘレンは「Paired-0」を探せと言った。ヘレンの助けを借り、私は3階から諸君に語りかけた。


 

アイツに気付かれないよう諸君の部屋に侵入し、トイレの蓋の裏にメッセージを仕込むのは容易ではなかった。しかし、諸君がSIMON CABARETに向かったのを見て安心した。それは、あのメッセージを諸君が見た証拠だからだ。

警告。2人組みのジョーカーの一方が諸君を助け、一方が邪魔をするはずだった。諸君がジョーカーに会う前にNengは警告した。笑い顔のジョーカーは諸君を途切れた輪(ゼロ)へと導き、泣き顔のジョーカーは完全な輪(ゼロ)へと導くと。

しかし、ジョーカーたちは手口を変えた。はっきりとした笑い顔や泣き顔をやめ、諸君はそれぞれのキャラクターからどちらが笑いで、どちらが泣きかを推測するしかなかったはずだ。


SIMON CABARET。3人の人物がメッセージを持っていたはず。1人の手元から目を離さなければ吉だ。彼女の扇子には「0」が描かれていた。FMの電源を入れれば、諸君は彼女から「2人の人物に注意せよ」と念を押されたはずだ。彼女は最後にもう一度諸君と会うことになるGreat Sao-0だ。

その後諸君はジョーカーに遭遇した。一方が諸君のうちの1人をステージに上げ、メッセージを渡した。実は、コイツはKobという名前。コイツこそが諸君を間違った道へと導く笑い顔のジョーカーだ。

ショーの後、外でもう1人のジョーカー、泣き顔のSekoが諸君にメッセージを渡したはずだ。Sekoこそ諸君を助ける重要なメッセージを持つ者。常にSekoを信用すべきだった。


私もSIMONに駆けつけた。諸君にKobを信用するなと伝えたかったからだ。しかし、結果は諸君に近づけず、トゥクトゥクで行ったりきたりするだけだった。

   ビジョンに示されたギザギザの枠つき稲妻マークは、私がTVから諸君に語りかけることをあらわす。SIMONで諸君に警告できなかったために、旅の前に録画しておいたビデオでそのわけを説明した。私はなぜかKobに近づくと眩暈がするのだと。そして、Johに預けたあの箱の中身は、Paired-0の有る場所に関係していること、明日の朝Johはあの箱を諸君の手の届くところに置くはずだと伝えた。