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2008年10月31日
全国書店、ケイオスユニオン通販、ショップ・メカノなどで発売
ケイオスユニオン通販でご予約、ご購入いただいた方には平沢進+SP-2の未公開ツーショット写真2種類をセットでプレゼント。
→ケイオスユニオンで購入する_特典付き
SP-2ってなに?
「SP-2」とはタイ語の「サーオプラペーッソーン」を略した平沢進による造語。
「サーオプラペーッソーン」は直訳すると「第2の女性」という意味で、日本語には相当する言葉がない。多くの場合ニューハーフという不正確な名称が誤解や先入観を含んだまま使われている。タイにはそのような人たちが多く存在するが、その概念や文化的背景がかなり異なるため、平沢は敢えて「SP-2」と呼んでいる。
本書ではSP-2について「女性であるにも関わらず、男性の身体を持って生まれて来てしまい、身体の男性性を消去して女性として生きる人たち」と表現されている。
平沢進が長年親交あるタイのSP-2について類無い視点で著した超ノンフィクション。自身で撮影した美しきSP-2の写真73点も収録。
本書は、SP-2との14年間におよぶ交流をベースに、彼女たちの生き方について平沢進が著した類無きフォト&エッセイ集。 平沢が「元型的な存在」と呼ぶSP-2たち。その「強力な懐かしさ」をもって無意識層に訴えかける原初的な女性性とはなんなのか。
「女性より女性らしい」という表現は矛盾している。人が人を「女性らしい」と評価する時、そこでは経験に基づく女性像が参照され、比較対照となっているはずだ。(中略)
経験し得る女性像を超えているのだから、それは経験し得ないのだ。にも関わらず、それを参照しなければ導き得ない「女性より女性らしい」という結論が下されるのは何故だろう。(中略)
それは時に、月や海や大地を物語る者の胸にも去来した、悠久の記憶に住む像だ——(本文より抜粋)
SP-2との交流で体験したさまざまなエピソードを連ね、彼女たち自身の言葉も随所に盛り込みながら、「女性よりも女性らしい」とも言われるSP-2の魅力の秘密について語る。
平沢進自身が撮り下ろした総勢23名の73点にも及ぶ写真は、長年の交流があるからこそ捉えることができた貴重なショットばかり。
これまでメディアが伝えてきた「タイのニューハーフ」とはまったく異なるSP-2の姿がある。
社会的に特異な立場に置かれながら普通に生きようとするSP-2たち。そこには従順な消費者や生産者でありさえすればもはや問わずに済むようになってしまった「私は誰?」という自然な問いが常にある。
そして平沢はこう結ぶ。
SP-2やGIDが持つ我々との差異をして「障害」などと呼んで良いのだろうか?
私にとってそれはむしろ「示唆」「啓示」である。(あとがきより)
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